7月の長い長い雨空が終わり、ようやく夏らしくなってきましたね!
といっても、まだまだコロナの猛威は収まる気配なく、例年のような楽しい夏とはいきません・・
さて、話変わって、、
普段病院で働いていると、急変時の対応というものが自然と身についてくるわけです。
でもこれは医療に携わる人なら経験から身についてくること。
しかし医療に携わっていない一般の方にとって
目の前で人が倒れた!!
こんな状況に遭遇した時、とっさに動くことは簡単ではありません。
ということで、今回は一般の人でも人の命を救うためにできること!
ということで記事を書いていきたいと思います( ´ ▽ ` )
あなたにもできる人命救助
普段生活をしていて、人が倒れている状況に遭遇することは滅多にないと思います。
あったとしても大抵が酔っ払いが道で寝ているとか・・笑
まぁ酔っ払いで済むならいいですが・・
時には明らかに様子がおかしい、苦しそうにしている
という状況に立ち会うかもしれません!
ちなみに僕は人生で2度遭遇したことがあります。
1度目は学生だったこともありほとんど何もできませんでした。
(駅だったため駅員さんが素早く対応してくれたというのもありますが)
2度目はショッピングモールの中でのこと、その時は意識確認から救急要請まで行いました、幸い心停止などの致命的なものはなかったため心臓マッサージなどまでは至りませんでした。
そんな非日常的なことが、明日あなたの目の前で起こるかもしれません。
その時に、目の前のその命を救うためにできることを知っておくことはとても大事だと思っています!
目次
(できる人はやろう)声をかけて、意識の確認
誰にでもできる、というような書き方をしましたが
まずはじめに少しハードルの高いところから!
これは、講習を受けたことがあったり、あらかじめ知識が必要だったりすることなので
できる人がやればいいと僕は個人的に思っています。
もちろんあなたができれば、とっても素晴らしいことだと思います!
目の前で人が倒れていたら、真っ先に行うべきことは
声かけです!
その人に意識があるかどうかを確認するところから始まります
「大丈夫ですか?? わかりますか?」
肩を軽く叩きながら声かけしましょう。
ここで全く反応がないようなら緊急事態だと思ってください。
そして可能なら脈と呼吸の有無まで確認できたらベストです。
呼吸は口元に耳をあてて、呼吸の音と息遣いが感じられるかを確認します。
そして脈は首の動脈を人差し指と中指で触れて、拍動があるかどうかで確認します。
ちょうどこのあたりで拍動がわかります。
意識なし・呼吸なし・拍動なし
この状況だと、心臓マッサージ・AEDが必要!
という段階になります。
今日は一般の方でもできることと
というテーマなので、難しい内容はここまでとしておきます。
(あなたにもできること①)勇気を出して周りの人に声をかけて、助けを呼ぶ、人を集める
ここからはあなたにもできる
いや、あなたにぜひやってほしいことです!
人が倒れていたとして、すぐに対応できる人なんて多くありません。
怖いし不安だし、できれば関わりたくない・・
そんな気持ちがあって当然です!
でもここで少しだけ勇気を出してほしい!
その少しの勇気で本当にその人の人生を救うことに繋がるかもしれないからです!
とにかく大切なことは人を集めること!
一人の力でできることはとても小さいです。
なので少しでも多くの人を集めることが大切です!
もしかしたらその中に医療従事者がいるかもしれない、講習を受けたり知識を持っている人がいるかもしれないからです!
「人が倒れています、助けてください!」
「誰か力を貸してください!」
「人を呼んできてください!」
どんな言葉でも大丈夫です、全員が助けてくれるわけではないかもしれませんが
必ず手を差し伸べてくれる人がいます!必ず!
声を出して、人を集める。
これだけでも立派な救命行為です!
(あなたにもできること②)救急車を呼ぶ、AEDを探す
声をかけて人が集まれば、そこでもできることが増えます。
それは
救急車を呼ぶ、つまり119番に電話すること
それと
AEDを探して持ってくること
の2点です。
まずは救急車を呼ぶこと。
これは人が倒れていて意識もないと分かればすぐにでも呼ぶべきです。
それが例え結果として不要であったとしても、呼んで助かることの方がはるかに価値があります!
そしてこの119番をする時に大切なこと!
それは伝える情報です
電話をかけた際は、今の状況つまり
倒れている人の年齢や性別、意識の有無など。
基本的に救急隊から聞いてくれるので、わかる範囲で大丈夫です、答えてください!
そして最も大切なのが
現在地です!
1秒でも早く救急隊が到着するには正確な場所を伝える必要があります
今いるところが大体でもわかる場合ならいいですが
出先で詳しい土地勘もなく、ましてや住所なんかわからない!
という場合もあると思います
そういう時は次のことで現在地がわかる場合があります
意外なところに住所が記載されている!
あまり知られていませんが、実は身近にあるあるものに住所が記載されています。
それは・・
自動販売機!
自動販売機の下のほうにはその自動販売機が設置されている場所の住所が記載されていることが多いです!
その理由はいくつかありますが、1つには人が倒れていた場合
介助をしている人の目線がちょうど自動販売機の下の部分で
それを見て救急車を呼べるように、という理由もあるそうです!
なのでどうしても現在地がわからない場合は
近くの自動販売機を探してみてください!
きっと記載されているはずです!
そしてもう一つは、心停止している人の救助にはかかせない
AEDを探して持ってくることです。
もし救助者に
「すみません、AEDがあるか探してきてもらえませんか?」
と言われた時に
AEDって何!?
そんなのどこにあるかなんて知らない・・
となることの方が普通です。
なので、この記事で少しでも存在を知っていただけたら幸いです!
AEDとは・・
電気的な衝撃を与えることで、止まっている心臓(正確には心室細動など正常に機能できていない状態の心臓)をもとの正常な状態に戻すための機械です。
ここでは詳しい使い方よりも
それらが普段の街中のどこに置いてあるかを紹介します。
昔と違って今は早い段階でのAED使用の重要性が浸透して、あらゆるところにAEDは置いてあります。
代表的な場所を紹介します。
●駅や図書館、学校などの公共施設
ある程度の大きさの公共機関には基本的に置いてあります。
特に駅には複数箇所置いてあるところも多いので、近くに駅がある場合はそこに走るのが最も近いです
●コンビニやスーパー
数多くあるコンビニも最近ではAEDを置いているところが増えてきました。
近くにコンビニやスーパーがある場合は、お店に行き店員さんに聞いてみましょう!
●パチンコ屋さん
そして最後に、意外と侮れないのがパチンコ屋さん!
実はパチンコ屋さんにはほぼ必ずといっていいほどAEDが設置してあります。
おそらく高齢の方も多いパチンコ屋さんでは設置することが推奨されていて、従業員も講習を受けているみたいです!
こちらも近くにお店があれば、行って従業員さんに声をかけましょう!
いかがでしたでしょうか?
できることなら遭遇したくない緊急事態の現場ですが
もしかしたら誰かの命を救うのがあなたになるかもしれません。
この記事がぞんな人が増えるきっかけの1つになれば幸いです。
最後まで呼んでいただいた方、ありがとうございました😊
また次回のブログでお会いしましょう、では!